僕は人やカメラや企業に期待してたけど、期待してイイことなんて何も無かった。


初詣行かれますか??


12月です。今年も終わりです。

これからは神様にお願いするシーズンですね。

大仏ちゃんとしても、神でも仏でも何でも良いから、なんとかしてよって思うシーズンというか2012年です。

神様に期待してないで、曲書いたり歌やギターの練習したりしろって話なんですけど。



そんなダメな自分を思い返してみると


僕はどうしても、何かに期待してしまうのです。

結果、期待を裏切られ、ストレスへと変わることが、社会に出てから本当に多かったと思います。


人に期待していた


電話の前で固まる


入社1年目の時、ある仕事でミスをしました。

営業が本来やらなくてはいけない、データ作成作業に気づかず、そのまま進めていていました。

一緒に進めていた先輩のSE担当からも、その作業についての確認は無かったのですが、

本番前日の夜「あのデータってもう作ったの?」電話口で言われたのです。

あの背筋が凍る感覚。それはもう恐ろしいものでした。


マニュアルがあるような世界ではないので、僕が知らなかったのが一番の原因です。

結果、僕は工場で泊まり込みで作業をし、翌朝、同じ部署の先輩に仕分け作業を手伝ってもらうハメになりました。


ただ、新人で何も知らない中やっていたので

「これは言われなきゃ気づかないレベルだろう」

という思いもどこかでありました。



初めてのミスをした後、上司が昼ご飯をおごってくれました。

当時の上司は少し異色な人で、ストレートな物言いをする人でした。

新人の僕から見ても、

「この人は周囲から煙たがれる存在なのだろう」

というのがすぐにわかりました。


東西線沿線の小汚い定食屋で上司から言われた言葉があります。


「いいか、スタッフに期待するな」


就活を終えたばかりの僕にとっては、

スタッフに対してそんな厳しいことを言うのか、変わった上司だからそんなことを言うのだろう、と思ってました。


今思い出してみると、その解釈が間違っていたことに気づきます。

恥ずかしい限りです。



ミスの発生の問題はどうあれ

周りへの期待を捨て、自分の仕事への責任感をもつことの重要性を伝えてくれた、上司なりのアドバイスでした。

今思うと、当時の僕に対して、的を得た言葉だったと思います。



カメラに期待していた


リコーGR2


リコーのGRというカメラがあります。

カメラ好きの方であれば知らない人はいないであろう、有名なカメラです。

単焦点レンズで、ズームは効きません。

どちらかというと、初心者には難しいカメラと言われています。

3年ほど前に購入してたくさん写真を撮っていました。


しばらくしてから、すごいサイトに出会いました。


平民新聞
http://d.hatena.ne.jp/heimin/


生活感のある、平民さんの写真や文章の数々を見ました。

本当に同じカメラなの?と思うくらい、圧倒的でした。

そして平民さんがインタビューで、相当な枚数を撮って良い写真を選んでいるということを聞いて、愕然としました。



僕はカメラに期待していたのです。

GRという名機を持ったら、何かすごいものが撮れるのでは?というワクワク感。


圧倒的な違いがありました。


平民さんが写真で切り取る「日常」は誰もが真似できるようで、誰にも真似ができない作品でした。



これに似た感覚があります。

僕が路上ライブをした後に、横で歌っていたお兄さんの歌を聴いた時と同じ感覚。

同じ場所、状況で、ここまで結果が違うのか。


自分を振り返り、サラリーマンとして仕事をしている時。

アウトプットの成果は、人によって大幅な差が生まれることはありません。

組織としてカバーをしているから成り立っている部分が多いのです。

スーツを着て会社の名刺を持っていれば、代替えが効いて言い訳ができる可能性も残されています。



ただ、表現することに関しては言い訳はきかない。


そんなことを実感しました。

結果。

僕はGR2を手放し、もっと使いやすいカメラを購入しました。

そして、意識的に歌の練習をすることにしました。



企業に期待していた


就職活動シーズンなので気になる記事を見かけました。


ひとつめの記事。


日本に大量増殖したミュータント人間とその原因


就職活動をする学生を「シューカツセイ」という新種の生物になぞらえ、
報告レポートのようにまとめられている、シニカルな文章でした。

このミュータントを捉えたのが以下の写真である。

ご覧のように、皆、個人識別が困難なほど互いに酷似した外部形態(服装・髪型)を呈している。前屈運動能力にも長けており、上半身を前方向に倒す角度を精密に調節することが可能だ。

このミュータントは、国内外で「シューカツセイ」という名で知られている。


むしブロ+
http://d.hatena.ne.jp/horikawad/


ここで皮肉たっぷりに報告されている「シューカツセイ」は6年くらい前の僕です。

僕は「シューカツセイ」を終えて、企業に就職することができれば満たされるのだろう。

漠然と思っていました。





ふたつめの記事。

「楽しい!」を仕事にしよう。/知的労働の急激な陳腐化とゲーム化する「仕事」


未来では仕事がゲーム化していくだろう〜という話から、就活に対する学生のあり方の問題ついて言及されています。

rootportさんの文章は、本当にわかりやすくて読みやすくて愛があるので好きです。*1

日本の大学生は新卒一括採用に慣れきっており、大卒の見込みが立つまでは行動をおこしてはいけないと信じ込んでいる(人が多い)。
「学歴不問」は、大手企業の建前だけではない。
興味のある業界なら学生のうちから飛び込むべきだ。
教育制度に職業訓練がない以上、自分から行動を起こすしかない。
(中略)
就職活動の企業説明会には「意識高い学生w」が現れる。
ああいう学生の滑稽さは、「主体性のある人材」を企業から求められるがままに演じてしまうという、その主体性のなさにある。本当に主体的な人物なら、学生のうちから行動を起こし、「好きなこと・楽しいこと」で稼ぐ方法を模索している。
企業説明会に流れ着いた時点で、すでに主体性のなさは明らかなのだ。かつての私がそうであったように。


デマこいてんじゃねえ!
http://d.hatena.ne.jp/Rootport/


読んでみて思うのは

「就活」や「企業」や「社会の仕組み」に期待だけして、疑っていなかった

のですね、今まで。



なぜ期待し続けてしまうのか

のび太はドラえもんに期待し続けてしまう



なんで期待してしまうのでしょう。


ピンチの時に助けてくれるマンガのヒーローのように。

そういう現実味のないストーリーを、日常でも期待してしまいます。

人は都合の良い生き物なのでしょう。


そもそもプラスマイナス0の状況で、都合よくプラスになる展開を期待して
その展開がうまく行かなかった場合、勝手にマイナスの気分までおちいってしまう


小さなコミュニケーションでもそうだし、大きな枠組みでもそうでした。

これの繰り返しでした。

だから大学生の皆さんには「シューカツセイ」の成れの果てが、このように自分を見失う結果につながってしまうリスクを。

この文章を見て感じてもらえれば嬉しいです。


引用した2つの記事の重要性を体感している身として、それを皆さんに伝えたく、てこんな駄文を書いていますので。*2


えっ?お前のようにはならないって?

まあ、僕のような20代後半にしてミュージシャンを目指すなんて言ってる、無謀なアホはいないと思いますが。

今までと違うのは

周りでなく、自分のこれからの成長に期待している、というところでしょうか。


こういう人生を掛けた実験的なブログなので、2012年は恥じらいや見栄やプライドをかなぐり捨てて。

色々なことをやってみたいな、と思っています。



このブログを読んでいるあなたが、自分のことを気に留めてくれないか。

路上で歌う僕のことを、誰かが気に留めてくれないか。

「淡い期待」だけは抱きながら・・・

*1:プロフィールを読んでいたら、自分より1つ年下ということで、またひとつ愕然としたのだが・・・

*2:というわけで、僕が書いた就活生向け駄文3連発も載せておく。                                                  マイナビ2013の広告に何とも思わなかった大学生に捧ぐ
http://d.hatena.ne.jp/yumesalary/20111202/p1

大企業で「社会人最初の5年間」をすごすことのデメリットとは
http://d.hatena.ne.jp/yumesalary/archive?word=%2A%5B%B2%F1%BC%D2%A4%F2%BC%AD%A4%E1%A4%C6%A4%DF%A4%E8%A4%A6%5D

スーツという衣装を着て「社会人」というコントを演じる事になった人たちへ
http://d.hatena.ne.jp/yumesalary/20110403/p1