自由と雨の日



会社を辞めるちょっと前。

雨の日の朝、駅に向かって歩いていた。

そこで、長靴を履いた子供が母親と歩いていた。

それを見てすごく羨ましく感じた。



雨だから、濡れないように、長靴を履いている。

人間として、素直というか、濡れたくないという欲望をそのままに体現したというか。



僕はその姿を見ながら、びしょ濡れの自分のスーツと革靴に目をやった。

スーパークールビズはどうかと思うけど、

(過去記事ホリエモンとスーパークールビズ(笑)とオヤジの世界

我慢しないことって、子供じゃなきゃ許されないのか。


別に不満も無い現実に、そんな生意気なことをふと思ったのである。

我慢するほとの意味が、スーツの自分には感じられないのであった。



だから、昨日、自由を手に入れたので、長靴を買ってみようかと思ったのだった。

雨だし。


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夜の雨は、光に当たった瞬間、その勢いを訴える。

街灯や車のヘッドライトにあたった雨は、自慢げに、アスファルトへ向かって降りて来ていた。

今流行のドヤ顔をしているように見えた。