大企業で「社会人最初の5年間」をすごすことのデメリットとは


退職届って見たことありますか??


いやね、まさかと思うんですが、先週8月4日に提出しました。

そこそこ、大きい会社を退職します。

これは覚悟がいります。

正直怖い。

しかも、こんなタイトルですから、すごく怖いよー!


まあ、そんなバカ野郎は放っておいてください。
もしくは心底かまってくださいよ、ほんとにね!



そんな変な気分のとき、はてブで気になる記事を発見。

プログラマ「ござ先輩」が、社会派「ちきりんさん」の記事に呼応して書いている記事が盛り上がってました。

大企業というところを簡単に言うと、空母のようなものです。
空母には大将とか中佐とか、そーゆー偉い人がいて下々に命令に近似した指示を出します。
兵隊はその指示に従って各々の責務をこなして行きます。
ここで重要なのは、空母の外の世界など誰も知らないこと、兵隊は上の命令に従わなくてはいけないこと、空母の中で独自の組織文化が形成されていくこと、などです。

異なる立場の人間が連携を取り合って仕事をしていくためには、「ルール」の策定が必要になります。
そうしなければ、大きな会社は売り上げが上がるまでのプロセスが長いので、潤滑に回すことが出来ません。


大企業で働くと毀損されるいくつかのコトについて
http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20110808/1312803570

一般的な大企業のあり方に言及されています。

あてはまらない会社もあると思うのですが、昔ながらの日本企業の文化では、こうなりがちなのではないかな。

自分に当てはめても、やはり納得できる点がありました。



大企業で働くことの弊害とは


僕は、大企業というほどでは無いけど、そこそこ大きい規模の会社で営業を4年間やりました。

振り返ってみると、自ら「変えていこう」「疑問をもって取り組もう」とか能動的に動かないと、成長が無いなと感じたのは事実です。

(僕はタイトルの通り、方向性がかなり異色ですが。)


若いうちに経験してしまうことによる弊害とは何なのだろう?

考えてみました。

今回のタイトルは、ちきりんさんの記事から拝借しています。

なんだけど、今、日本の大企業に就職していく人たちでそういう危機感をもっている人は多くない気がするのです。
「就職状況の厳しい中でも、自分はちゃんと評価されて選ばれた!」とか、「まずは大企業に入って、しっかり学んでから次のキャリアを考えたい」とか、「とにかく大企業に入っておけば、つぶしも利くし転職もしやすい」とか思ってる人も多そうでしょ。

たしかにそういう会社で「社会人最初の5年間」をすごすことのデメリットが明示的に指摘されることは余りないんですよね。


将来有望な若者の将来価値を毀損する、大きなワナ
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20110807

僕なりの考えでは、4つポイントがあります。



①何もしなくても、やることはたくさんある

②取引金額が大きい

③下請けの人と仕事をする機会が多い

④世の中で身近な存在であること


強引に、息切れしながらも、ポイントを作ってみたのですが。

結論はどれも同じような事で、

「大企業にいると心まで大きくなりがち」

ってのが全てかと思います。

精神論でした、結局。。。



何もしなくても、やることはたくさんある


1つの業務を完了させるために、多数の部門や人が絡む事があります。

ですので、そのプロセスの解決に力を注ぐことが必要とされるため、
社内調整で満足してしまうことがあり、ものごとの本質が見えなくなる恐れがあります。

書類にはいったい何人の了解をもらわないといけないのか、と気が滅入る捺印欄が並びます。

自分が何か新たな価値を生み出さなくては!という思いなんてなくても、やるべきことはたくさんある環境なのです。



取引金額が大きい


売り上げの数字が大企業になれば大きいです。

1人頭で年間「億」は稼ぐのは当たり前。

数字が大きいことは、自分の心も大きくしてしまいがちです。


ただ、書類を回せば、社内システムで受注処理をすれば、お金がどんどん入ってきます。
それを自分の実力と勘違いしてしまいがちかもしれません。

仕組みを、引き継いでいるだけなのです。


なぜ、ここまで数字が大きいのか。

顧客が自社を選ぶ理由は何なのか。

何か新たな提案ができないのか。


そういう視点を持つ暇もなく、次の仕事がやってきて、こなさないといけない環境なのです。


下請けの人と仕事をする機会が多い

もっと簡単に言うと、自分がお金をもらう立場で仕事をすることです。

かなり重要だな、と振り返って思います。

大企業はビジネスの規模も大きいです。
だから外注ってことで、他社にアウトソーシングするケースは、よくあります。


「お客様は神様です」とはよく言ったもので、やはり発注権限がある、お金を払う人が言った事は絶対です。


で、自社で頑張れない所は、現場・・・つまり外注先に頑張ってもらうと。

若い人に気をつけて欲しいのは、横柄な態度だけはとらないこと。

人間ですから、お金を払ってる側が偉いという気持ちになってしまうのは、しょうがないかもしれません。

ただ、そういう仕事の仕方は、結局現場が頑張るので、自分の仕事は依頼をして終了というわけです。

成長してるのは、無茶を言われた外注先の担当者です。

これも自分の力で成し遂げたと、勘違いしがちな要因ですね。



世の中で身近な存在であること


これは、就職活動とか大学教育に問題があるのかもしれませんが。。。

おばさん同士の会話を思い出してみると、

「あの人の息子さん、○○大学卒業されてで○○銀行に就職して、転勤が多くて大変らしいのよ〜」

なんてよくありますよね。中年の人は、「ある人」を語る際に肩書きや経歴を多用する気がします。

それは、「優秀さ」を表現するわかりやすい基準だからですよね。


みんなが知ってるというのは、とても価値があることです。

就職活動での人気企業は、TVCMのスポンサーになっているような有名企業ですよね。


みんなが知ってる大企業にいるということは、「自分もすげえことやってんだぜ!」と気持ちを大きくしがちです。

確かにこのご時世ですから、大企業に就職できる人は、優秀なのは間違いありません。

そこで何をやっているのかという視点が抜けがちなのです。

「働くこと」に対して真剣に考えるきっかけが無い人が、大企業を目指すような気もします。



大企業で得られる事を理解してれば良い

このように、大企業という所は人が立ち替わり入れ替わりしてもいいように、もっと言えば誰が辞めてもいいように作られたレールの上にお仕事の流れが存在しますので、そのレールに5年も疑問を覚えず乗りっぱなしでいると世間知らずのおバカさんになってしまい、高確率で自分の頭で仕事を作り出せない市場価値ゼロの人間になるかもしれないよって、指摘する必要もないのにわざわざちきりんさんは指摘していらっしゃるのです。


大企業で働くと毀損されるいくつかのコトについて
http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20110808/1312803570


わかりやすく締めて頂いてます。


僕なりのまとめを総括すると大企業にいると


「何となく、俺って仕事できてるんじゃね?」

と勘違いしてしまうケースが多いのかもしれません。



別に、大企業にいるなってことでは全然なくて。

仕事の流れや本質を理解してやってる分には、何ら問題ないと思うのです。


大企業で得られる能力って、こういう面だよね。っていう客観的な視点をもつことが大事。


仕組みを理解した上で、変革を起こせるような人は、とても優秀だと思います。

ただ、疑問を持たずに同じ事を繰り返しているようでは、皆さんおっしゃるように、成長はないということでしょう。



就職活動中の僕を振り返ると、「大企業ですげえ経験できるんだ!」という思いがありました。

そういう学生が多い事を、ちきりんさんが心配されているんですね。

こういう意識をもった学生に、何かしら考える機会を与える場が必要なのかもしれません。



おい、お前どうすんだよ!そうだよ、そこのお前。大仏かぶって歌ってるお前だよ!


えっ、僕の事ですか??

どうしましょう。

周回遅れなのかな。。。やべえな。。。

まあ、大企業に居たメリットってのは色々あるけども。

「昔からの大人が好むルール」的なものを吸収できたことかなあ。


一から、ベンチャー的な外資的な会社でバリバリ働く。

それこそ、ちきりんさんが言うような働き方ですよね。

それは、とてもカッコいいですよね。

すごく才能がある人が、新しいサービスを生み出したり、グローバルな事業なら良いと思います。


ただ、どっちにしても日本で働く大半の人。

古い事にしても、新しい事をやるにしても、古くからのルールに縛られた人達と、ビジネスをしなくてはならないのです。


そういう人たちからお金を引き出そう、そう考えた時。

大企業を、古いルールを知っていることは強みになるかもしれません。

これからの時代は色んなものが変わりつつ、変わらないものはどうしようもなく変わらなかったりすると思います。



そんな夢見がちなことを書きながら、僕は。

緩やかに無職になっていきたいと思います。