ふかわりょうが語った「メディア観」がカッコよかったのでまとめてみました


テレビで韓流が流行っています。

僕の中で韓流というと何年か前の「冬のソナタ」のペヨンジュンブームですが。

もう、そんなレベルでは無いようですね、今回のブームは。。。



先日、実家に帰ったら僕の母親も、ハードディスクに韓流ドラマを録画していました。

彼女はドラマをツタヤで借りる手間が無く楽しんでいるし、テレビに夢中で息子がこんな危険なブログを書いていることを気づいてないので、だいぶ助かってますよ。



でも、連日ネットで、賑わっています。

ちょっとやり過ぎじゃないの??

デジタルへの移行期で、テレビのあり方が改めて見直される話題が多いような気がします。



ふかわりょうさん(ROCKETMANさん)がカッコよすぎた件


で、ネットで話題になっていたのが、ふかわりょうさん。


止まらない芸能人の「韓流傾倒テレビ」批判 今後は芸人・ふかわりょうJ-WAVEで苦言
http://www.cyzo.com/2011/07/post_8072.html


サイゾーさんのこのタイトルを見ると、いかにも過激なコメントをふかわさんが言っていたように
思ってしまいますが、苦言というか、自分のメディアへの考えを語った、という解釈でしょう。


聴いてみたらとてつもなくわかりやすい。


せっかくなので、少しだけ書き起こししてみました。
(基本は会話なので、すべて拾ってるわけではないです。)



ラジオの内容はこちら↓↓ 必聴ですよ。



ツイッターに書いたら、文字に残るから、すっ飛ばされるかもしれない(だからラジオなら平気)

とおっしゃっていたふかわさんですが、こちらも20人しか見ていないブログですから、書いちゃっても良いでしょう。



最初のトークの概要はこんな感じです。

・仮に、わからないですけど、K-POPが売れれば、お金が局に入る仕組みがあるとします

・だからその局がK-POPをガンガン流すことはダメですか?

・僕はダメだと思います

・公共の電波は影響力が大きいから、それを利用して企業の私腹を肥やすようなやり方を推進するのは違反だと思います

・例えばJ-WAVEで、ROCKETMANの新曲を1時間に1回流すというのはおかしいですよね

・過度にいきすぎるのは良くないです

・経済ではカルテル等、抑制するものがありますが、メディアに関しては、ブレーキ機能が効いてないですね

・テレビの影響力を考えないといけないです

・ネットでわーわー言っても現状は変わらないです
 


メディアの力を利用して、情報発信をしていくことへ、ふかわさんは警鐘を鳴らしています。

で、なかなか深いところがここから。

4:25〜頃

今回、すごく感じたのは、やっぱりテレビは時代を映すものでは、無くなったなと僕は思ったんです。

つまり、本当の時代を映すものは、そこにないなと。

完全に終わったなと僕は思いました。これで。

終わったというのは語弊があると思いますけど。

前から言っているのは、今、色んな情報が錯綜している中で、誰の目線で誰の価値観で世の中を見るかってのを的確に選ばないといけない時代じゃないですか。


テレビの画面を通して、世界を見てたら、自分が痛い目にあう。っていう時代になっちゃったなと。

(中略)

だから、別にテレビというものが決してダメってことじゃないですよ。役目が変わったということなんですよ。


曲をはさんで後半は、ブログの話から入ります。



・お店を経営しているとして、知り合いのブロガーに「どこどこのカフェ行きました、みんなも行ってね!!」というブログを書いてもらう

・お店を経営しているとして、ブロガーを管轄している会社にお金を渡して、「どこどこのカフェ行きました、みんなも行ってね!!」というブログを100人のブロガーに書いてもらう

・僕はどちらも悪いと思います。


ここから今回の問題の本質について述べています。

12:10〜頃 ※カッコ()内はふかわさんの意図を予想して、追記してみました。



決定的にだめなのは、それは、広告として打ち出してないからなんですね。
つまり、テレビCMはどんなに俳優・女優さんが「これ良いですよ」と言っても見る側、受け取る側はCMの世界としてその言葉を受け取るんです。
どんなことを言っても。


だけど、ブログの中で、その人が、日常を、「このカフェ行ったんですよ」、と言って日常として伝えるのと
ブログの中で「ちょっと告知させてください」みたいなCMとして打ち出すのでは決定的に僕はダメ(だと思っているの)で。


今ブログっていうのはすごくグレーゾーンらしいですけど、(テレビほど影響力がない)ブログだから別に僕は大事として捉える事ではないかと思うんだけど、その決定的な善と悪の・・僕は片方は完全に「詐欺」だと思うんですよね。

だけど、それと同じような事をですよ、例えば・・・(時期が時期だけに、この例えは出したくないのに)こうなっちゃうんだけど笑


ある局が、じゃあお金もらっているから、K−POPのCMをバンバン流そうっていうのと、番組の中で取り上げるのは、決定的に違うと思うんですよ。

CMだとしたら、視聴者はCMとして受け取るけど、番組の中で取り上げるというのは、世の中の現象が、こうなっているかのように、嘘を(ちょっと詰まりながら)嘘というと、悪いかもしれないけど、現象を偽造しているんですよ。


そこに僕はメディアの重大性というか、すごく大事な境界線があると思うんですね。


だからそこの取り締まる方法というか、取り締まるべきなのか、自然淘汰を待てば良いのか。
いわゆる楽して儲けた奴はやがて(廃れていく)・・・ね、とは思うけど、

でもホントに、刷り込みとかそういうのって僕らはまだ自分達で判断できるけど、小中(学生)とかの子はそれがすべてになってしまうから。



ていうような、これはある種メディア観ですよね。メディアに対する考え方になるとは思うんですけども。


最近のテレビが何となく気持ち悪かったこと


その何となくをわかりやすく語ってくれてます。


前半はテレビの役割が変わってしまったことについて。

テレビをすべてだと思ったら、痛い目にあってしまいます。

東日本大震災とか、なでしこジャパン報道とか、AKBブームとか、今回の韓流ブームとか。

テレビが映してきたものが、すべて本当の時代をそのまま映しているかというと、確かにそれは?ということなんでしょう。

これは、もしかしたらインターネットという視点が無ければ、みんなそのまま受け入れてしまっているかもしれません。

少なからず、昔からあることでしょうが、昔はありのままを映していた時代もあったのでしょう。

だからテレビがどうこうというより、時代が変わったということなのかもしれません。

メディアをしらない子供達や、テレビの情報をそのまま受け入れていた中高年世代は、この構造をそのまま受け入れていく可能性がありますよね。


何がカッコいいって、「テレビの影響力」を使える側にいる人なのに、視聴者の子供達の影響を心配をしている。


ふかわさんだからこそ言えたという声も、多いみたいですが・・・


後半は日常を偽造するメディアの危険性について

世の中の現象を偽造していること。

宣伝とは言わずに、ブームが起きているかのように、さも日常に起こっているかのように情報を発信する。

それがメディアを使ってやるのはどうなの?ということです。


ブログの例えが、とてもわかりやすかったです。

ステルスマーケティング - Wikipediaという視点で、韓流ブームを考えるということですね。

メディア側で作り上げたブームで、モノを売るマーケティング、っていうものに消費者が嫌悪感を抱き始めている。

これは確かでしょう。

だからといって、テレビ局が「韓国関連コンテンツでの売り上げがあがるので、韓流ゴリ押しします」

と明確にしても、文句は絶えないのでしょうが。。。



さて、これからテレビ局の韓流騒動はどうなっていくんでしょうか?

企業としては利益につながる仕組みを、そう簡単にやめるとも思えません。

制作者から何かしらの代替案が出てこないと、なかなか現状は変わらないのかもしれません。


ふかわさんのような意見を持った方が、テレビ局サイドからたくさん現れて、またテレビの新しい魅力を作り出してくれることを。

テレビが好きだった人間としては、心の底から期待しています。

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まさか、ふかわりょうがキュレーター的に存在となるとは・・・