「ハケ水車」の水力でアナログ放送を水に流してしまって良いのだろうか

デジタル放送がスタートしました。

何だか節目感をすごく感じたので、大好きだったテレビについて書いてみようと思います。



27時間テレビ見ましたか?



フジテレビは27時間テレビをやっていましたね。

7年前と同じく、ナインティナインとSMAP中居さんの司会。

前回素晴らしい内容だったので、今回もなるべくみようと思っていました。

久々にテレビを楽しみにしたな・・・としみじみ。



ちょこちょこ見ながら、寝ていたところは録画したものを見ていて、ほぼすべて見終えました。

ナインティナインのファンとしては、最後の岡村さんが号泣したシーンは、ただただ、泣けました。

ありがとう、ナインティナイン



「笑っていいとも」の途中の地デジ化の瞬間。

自分が学生時代によく見ていたバラエティー番組の主力メンバーが
変わらず歴史的な瞬間(ということで放送されていた)に立ち会っているのが見れて何か感慨深かったです。


そして、作り手の方々の苦労が伝わってきて、本当に感心しました。



多分、番組の各コーナーの総評みたいなものは、他のブログでおさらいしていただけると思いますので割愛。


※とりあえず、メンズサイゾーさんのまとめ

全部見れなかったあなたへ 『27時間テレビ』ハプニングまとめ
http://www.menscyzo.com/2011/07/post_2826.html



だから、僕は「テレビにおけるお色気」のみについて、書きます。

誰からも望まれてなくても書くのです。




テレビから出てくるお色気の加減の良さ


ハケ水車見ましたか?



それにしても「ハケ水車」が朝5時からやっていたのは思わず笑いました。

テレビの規制のなかで行われる、ギリギリのショータイム。

僕が小学生のころに感じたムズムズ感が、ふつふつと、よみがえってきました。

生放送ってのは、余計にドキドキワクワクするものですね。



「ハケ水車」とは?という人も多いかと思います。

僕が昔見たのは「殿様のフェロモン」ではなく、7年前の27時間テレビだったようです。


知らない人はこちら↓↓

イジリー岡田さんが解説してくれています。



僕が小学生だったあの頃、ほとんどの男子にとって、テレビのお色気番組は、エロスへの登竜門でした。

熱湯コマーシャル、ギルガメッシュないと、トゥナイト2、A女E女といった具合。

この番組で、少年は、オスとしての本能が呼び起こされます。


「あれっ?何だろう、この気持ちは。。。」


そのキモチを確かめるべく、友達から録画したビデオを借りて、
ビデオテープが擦り切れそうになるまで再生したものでした。



お色気番組は、テレビで流せる規制の中で、うまく調整されていました。


だから小学生だって、見て良いものだったのです。


もちろん、こそこそ隠れて見てましたが。



性の目覚めは大事


おはようございまーす!


性に興味を持つ、「性の目覚め」の瞬間は、とても重要ですよね。

僕はその点において、後悔していることがあります。



今年17歳になる従兄弟のことです。


僕が祖母の家に遊びにいった時、従兄弟も遊びに来ていました。

僕が19歳くらいの時だったと思うので、彼は10歳くらいだったでしょうか。


田舎は暇なので、くりぃむしちゅーの特集が読みたくて、クイックジャパンを買っていました。

クイック・ジャパン (Vol.55)

クイック・ジャパン (Vol.55)



読み終わったので、ふとんの横において昼寝をしていました。


従兄弟がやって来て、僕の横に置いてある本を読んでいるのに気づきました。


サブカル誌というのはどうしても、エロい表現が出てきます。


「まあ、少しばかり興味を持ってもいいだろ。」


と、童貞にしてはずいぶん大人ぶった僕がいました。



寝たフリをして様子をうかがっていると、彼が開いているページが見えました。


漫☆画太郎先生の連載を、彼は見ていました。


☆おなじみのババア☆



何となく覚えている内容は下記となります。


1 漫☆画太郎先生おなじみのババアが出てくる(もちろん上半身裸)

2 何故か乳首が伸びる

3 そこに薬を塗って治すことに

4 塗る瞬間、ババアが「はふぅーん♡」みたいな展開





彼は食い入るように見ていました。



僕は反省しました。


もしかしたら、彼の性の目覚めのきっかけは、漫☆画太郎先生だったかもしれない。


彼は「乳首が伸びているババア」だけに興奮するような趣味をもってしまったかもしれない。



実際のところはわからないけど。*1



エロに対しては積極性を厭わない僕ら

はてブで面白い記事を発見しました。

テレビがネットより優れているトコロ。
それは「テレビは私の怠惰を許してくれる」事でしょう。

ネットには無限のコンテンツがあり、意思をもって何か調べたい時にはテレビには不可能な事を可能にしてくれてとても便利です。
が、ただ退屈をしのぎたい時にも、何を見るか自分で考えて、検索して、選ばなければなりません。これが面倒です。苦痛です。

mizuiro_ahiruの日記
http://d.hatena.ne.jp/mizuiro_ahiru/20110725/p1


こちらのブログでは、テレビは怠惰を許してくれる機能が重要であると、わかりやすく説明してくれてます。

アナログ放送が終了するにあたり15万件の問い合わせがあった現状をみると、怠惰な人がたくさんいて、それは大きな市場であると述べています。

その市場にどういった仕組みでコンテンツをぶつけていくのか。

これはこれで、議論の余地がある話ですね。


でも、今日の僕は「テレビのお色気番組」について論じているので、そこだけ考えてみます。



僕らはエロについて何も知らなかったのです。*2


怠惰な視聴者ではなかったのです。

積極的に、自分の興味あるエロについて調べたい。もっと知りたい。


しかし、僕らの時代、あのころは、テレビしか無かったのです。



だから、テレビから流れてくるお色気を、ひたすら待つしかなかった。



じいちゃんがテレビの前から立ち去るのを。

毎週土曜25:15を。

ギルガメッシュないと」で大原かおりが出てくるのを。



気持ちはどんなに積極的でも、どうしようもなかったのです。




ただ、これからの子供たちは、すぐに手に入ってしまうのでしょう。

ゲームの攻略法だって、数学の問題の解答だって、エロいことだって。



これを否定することは、なんとも年食ったおっさんのようでナンセンスですが、

そういう若者たちがこれから増えてくるというのは、これもまた感慨深いものですね。




規制があったりなかったり

さて、今のインターネットは無法地帯です。

セキュリティソフトで規制をかけたりできるのでしょうが、18歳未満でもエロは簡単に手に入って来てしまいます。

リンクやバナーで、どんどん飛んでいくし、嫌でも目に入ってきます。

意図しなくても、過激なページへ飛んでしまう可能性もあります。


こんなことは、もう当たり前ですよね。語りつくされているのでしょう。


僕みたいに大人になっても、

「もう絶対エッチなサイトなんて見ないんだぜ!」

と、真面目に仕事しようとしてPC開いてても、

ふいの「もらいエロ」で集中力を切らすことなんてよくあります。(自慢気に言うな)


アナログ放送終了というイベントがあった後、
今後のテレビの未来について、ニコニコ生放送で特番が組まれていたようです。

アナログの過去を懐古しながら、デジタルの未来を考える。

その議論が「ニコニコ動画」で行われる、というのは非常に面白いし、大きな意味を持ちそうです。



「アナログ停波特番『テレビはどこへ行く』」
http://news.nicovideo.jp/watch/nw91588



テレビは規制が厳しくなったと言われています。

特番でもBPO放送倫理・番組向上機構)の話題も出てきましたし、めちゃイケの「しりとり侍」が問題になった件もでました。


だからこそ、破天荒なとんねるずさんが、27時間テレビの生放送で輝いた、とサイゾーのまとめには書いてありました。


「イジメ」や「ヤラセ」が淘汰されていく番組作りが当たり前になるのであれば、「お色気番組」に対する規制は、当然ですよね。


地デジ化は「お色気」の新しい形を作れるのか


鮮明なモザイク



テレビのお色気番組について、今回考えてきました。


「お色気」ってなんて良い響きなんだろう。今、気づきました。


「エロス」ではないんですよね、「お色気」って。

テレビがふいにポロっと見せてくれる「サービス」であったわけです。


テレビのお色気番組で初めてのエロを知るという体験の素晴らしさを語るのは、
これからの若者にはナンセンスになってしまうのでしょう。


というかもう、これからの若者はテレビにお色気を期待しなくなってしまうのでしょう


わざわざ「サービス」を待つ必要なんてないんです。

積極的に動けば「お色気番組」以上の「エロス」がインターネットで手に入ってしまうんですもんね。



そこで、テレビに期待することは何でしょう?


僕はアナログ放送が最後に見せた、「ハケ水車」を「くだらないお色気コーナー」として片付けるには、あまりにももったいないと思いました。


番組の主旨としては、アナログ放送で育った人たち向け。

懐古の意味を込めての「サービス」だったのでしょう。

ただ、当然、地デジ化以降の若者たちにとっても、ワクワクする要素はあるのです。



インターネットは大海原です。

いきなり飛び込むのは危険なのです。

だから体を水に慣らすような、ハウツーをどこかで教えないといけないと思います。


それは、テレビが適任だと思うのです。


「お色気番組」もデジタル放送特有のものに変わらないといけないですよね。

能動的なアクションにより、「お色気が放送される度合いが変わる」とか。。。

非常に浅い考えですが・・・




ほどよい具合の「お色気番組」で性の目覚めがあって。

初めて、コスプレだったり、熟女だったり、○○フェチだったり、SだったりMだったり、乳首が伸びたババアだったり。

各々のゴールを設定していく。

それが、この大航海時代に、自分を見失わずに進めていく、正しいレベル上げの方法だと感じてならないのです。





アナログの「お色気番組」でドキドキしたことを、共通のあるあるネタとして、男友達と笑いながら振り返るように。


地デジの「新しいお色気番組」がこれからの若者にとって、同じ存在であって欲しい。



一連のお祭り騒ぎを体験して、テレビは駄目になったという記事も読みましたが。


僕は、まだまだテレビに頑張ってもらう意義もあるな、そう感じました。

*1:
紅白歌合戦でDJ OZMAさんのバックダンサーのパフォーマンスを食い入るように見てたから、軌道修正されたようだ。

*2:よく考えてみると、自分が女家庭で育っているという家庭事情もあるかもしれない