ホリエモンとスーパークールビズ(笑)とオヤジの世界

いよいよ夏到来ですね!!


このブログに訪れる方の検索ワードが「コバエがホイホイ」が多くなってきた。
虫の知らせってやつか。

サラリーマンが歌手を目指す!というブログなのに。
訪問して頂く方はコバエ関連で興味を持ってくるのだった。


昨年、こんな記事を書いたので・・・
「コバエがホイホイ」 本当の使用上の注意とは
http://d.hatena.ne.jp/yumesalary/20100710/p1



  • スーパークールビズ(笑)というコンセンサス

今年は、電力の問題があり、空前の節電体制だ。

サラリーマンらしいトークというのは、時事ネタから入るのが基本なので、
クールビズ関連の話題がすごく多い。



打ち合わせで取引先に対して、部長がこう言った。

「うちの会社もクールビズで、ネクタイ無しですみません。御社は?スーパー?

って会話が一ヶ月ほど前にあった。


この「スーパー?」っていう一言で


「まさかスーパークールビズ(笑)じゃないですよね?」

という意味になる。
糸井重里氏が本を書いたら、きっとそうなる。


オトナ語の謎。 (新潮文庫)

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打ち合わせに参加していたのは6人。

部長の一言によって、みんなのコンセンサスがとれていたのだ。


こういうのを感じ取る能力は、悲しいかなサラリーマンをやっていると身についてしまうのだ。

それで「ああ、サラリーマンをやっているのだな、俺は」と少し満足して、愛想笑いをしてしまうのだ。



一応、スーパークールビズについて簡単に意味を調べた。↓

「スーパークールビズ」とは
環境省がジーンズやアロハシャツなど、従来の「クールビズ」よりも
涼しいカジュアルな服装での公務を認め、普及させるためのキャッチフレーズ。
コトバンクよりhttp://kotobank.jp/word/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%93%E3%82%BA

これが、まあ、まったく流行りそうにない。

スーパークールビズ(笑)ってすでに「おもしろワード」化している。

かくいう僕も、スーツを着ているし、スーパークールビズなんてありえないと思ってるんだ。


スーツを何故着ないといけないのか。

そしてスーパークールビズは何故、日本では流行らないか。



僕は、ただなんとなく、スーツ着ないとオフィシャルじゃないし。と思っていた。

なんとなくの正体について、考えるのを止めていた。


そんな時読んだ、小田嶋隆さんのコラム。


とんでもなく読みやすい文章で本質をまとめられていたので、引用させていただく。



スーパークールビズは革命なんだな
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110609/220635/


背広(スーツ)がなぜ、サラリーマンのスタンダードになっているのか。
ここではスポーツを引き合いに、書かれている。

※なお、これ以降の文章に登場する、すべての「オヤジ」は昔からのTHE・サラリーマンな人たちの意味です。

背広は権力だ。

同時にそれは、権威の表象でもある。

だから、オヤジはそれを簡単に脱ぐわけにはいかない。

脱いだらさいご、魔法がとけてしまうからだ。王子様がヒキガエルに戻るみたいに。

職場の服装は、地位を象徴している。逆に言えば、地位を表現しない服装は、働く者の身構えとして不適格だということになる。

(中略)

オフィスにおいて、職責にかかわるすべての要素は、地位に沿ってソーティングされることになっている。

逆に言えば、地位と矛盾する要素は、オフィスから排除される。

たとえば、職場のスポーツとしてゴルフが好適なのは、ゴルフの力量が、おおむねキャリアと資金力と道具の善し悪しに比例するからで、ということはつまり、若いヤツらより部課長の方がスコアが良いからだ。

その点、野球はダメだ。

野球部のエースだった副部長の速球を、二年目のバカが右中間に弾き返したりする事故を、野球の神は防ぐことができない。

そんな競技を総務部が主催することはできない。

サッカーは論外。

昨日まで学生だった新入社員がエースストライカーになって、10年目より上の会社を支えている一番重要な社員たちが補欠になってしまう。

そんな暴挙が許されて良いはずがないではないか。

スポーツもゴルフなら地位と結果がイコールになりやすいが、野球・サッカーはそうはいかない。
だからオヤジのスポーツといえばゴルフなのだ。

ここでは省略したが


・そもそもの日本人マインドについての考察をしている、「革命的半ズボン主義宣言」という本の要約。

・もしスーパークールビズを実践した若手銀行マンがいたら・・・?

・今後、スーパークールビズを流行らせるには・・・?


などの切り口から、スーパークールビズの可能性についても言及されている。



それで、結論の一言。

ここまで話をすればおわかりだろう。クールビズがダメなのは、地位を表現していないからだ。
表現しないどころか、無神経なカジュアルは地位を逆転させる。


スーパークールビズが推進されると、オヤジがダサくなってしまい、若者の方がスマートに見えてしまう現象が起きる。



だから「スーパークールビズは革命」であり、
力を持つオヤジたちにとって、スーパークールビズは(笑)な存在なのだ。


さて、僕が気になっているのは、オヤジどうこうじゃない。

若者はどう思っているか、ということだ。

おそらく、若者も。


「スーパークールビズwwwありえねえwww」

こんな感じだろう。


若者もその旧体制に染まるために教育されて来たから、革命が起きることを望まないのだ。


別に、革命を起こそうぜ!なんて言うつもりは、これっぽっちもないんだけど。


意識の問題として、どうなんだろう。。。


本当に、自分がオヤジになったときに、同じレベルの幸せはあるのだろうか??

  • 扇風機を買ったよ、大仏が

iBUFFALO USB扇風機 スタンドタイプ 風量調整&時計&温度計付 ホワイト BSOTOS07WH

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暑いんで、これ、買ったんですよ。


僕の会社も節電でオフィスの冷房を28度にしているため、とんでもなく暑い。


まあ、それを見越して、1ヶ月前にUSBタイプの扇風機を購入した。


だが会社の電力削減の通達が出て、扇風機の使用が禁止ということに。

そこまでは良いのだ。おかしくない流れだ。



その通達が出てからも、暑いので扇風機を使っていた。

そしたら、2〜3人から冗談っぽく


「扇風機使うの禁止だよ」


と言われた。


だけど、今回はなぜか腑に落ちない。

注意される事に納得がいかない。

どうでもいいことなのに、ちょっと気分が悪くなった。

なぜだろう?



扇風機を購入している人に、自分は使ってないから、キミが使うのはズルいと、注意されるなら許せる。

扇風機を購入するつもりだったけど、節電を考えて、我慢している人に、キミが使うのはズルいと、注意されるなら許せる。


暑いことにストレスを感じながら、その環境を変えようとも思わなかった人に、キミが使うのはズルいと、注意されのは許せない。



それは、能動的に何かを変えようという意識の問題でもある。


僕の意識は、何かを変えようとしていた。

何も変えようとしなかった人に否定されるのが、複雑な気持ちなのだ。


個人からの注意というより、社会人として、日本人としてどうなの??

という変なニュアンスが含まれているのも、いっそう気持ち悪さを感じたんだ。



小田嶋さんのコラムの序盤で、何が問題なのかも言及されている。

クールビズ問題は、ファッションの問題ではない。体感温度の問題でもない。エアコン設定温度の高低でもなければ、省エネルギーの是非でもない。
オフィスにおけるあらまほしき服装をめぐる問題は、職場のヘゲモニーの物語であり、地位とディグニティーと男のプライドを賭けたパワーゲームであり、
結局のところオヤジがオヤジであるためのマインドセッティングの問題だ。


若者は、オヤジがオヤジであるためのゲームで戦うため、ルールを必死で覚えてレベル上げする。

だけどルールをそこまで遵守する意味を、本質を掴まないと。

ダーマ神殿で選べる職業は「オヤジ」だけになってしまうのだ。


扇風機をつかうことを、結局、僕は我慢する事になる。

僕のたかが知れている、余分な使用電気量によって、企業の電力削減目標値が達成できなかったら困ってしまうから。


だけど、自分で考えないでルール通りに過ごしていく意識を持たなくなる事は我慢したくない。


こういう我慢を「大人になる」って意味で使う、オヤジの美学というのが存在する。


何か違う気がするんだけどなあ。

2011年の上半期は東北地震・AKB総選挙・ホリエモン収監という大きい出来事があった。

テレビで自分の目で、ネットで誰かの視点で。

僕は2011年を、ぼんやりと眺めていた。


はてブを見てると、ホリエモンが有罪なのかどうか、という議論がされてる。

なぜ堀江さん有罪派のひとは非論理的なのか?
http://d.hatena.ne.jp/kawango/


フツーーーーーの人間ならば当然に感じとれる筈の「ライブドア事件は粉飾なのか」に対する疑問点w
http://d.hatena.ne.jp/AntiSeptic/20110623/p1


会計知識0ゆとりゆるふわでも分かるなぜホリエモンに実刑判決が下ったか
http://anond.hatelabo.jp/20110624220831


数字のテクニック論はわからないし、正直に言うと、難しそうでめんどくさいのでそんなに読み込んでない。


ただ、今回思ったのは、ホリエモンがうちの会社にいたら、ただ暑いと文句を言いながら
それを我慢する人ではないだろうなという事だ。

きっと、現状を変えるために動くだろう。


粉飾決算は良くないんだけど、世の中を変えようとする意識について、若者は感じ取らないといけないことが多いと思うのだ。


この本を以前読んだが「まえがき」が印象的だったのだ。

君がオヤジになる前に

君がオヤジになる前に

停滞する経済と閉塞感に満ちた社会システムの中で抱えざるを得ない未来への漠然とした不安は、あらゆる面で彼ら(オヤジたち)を保守的にする。この傾向にストップをかけたいというのが本書における僕の思いだ。
まえがきより


古い社会システムの中で、何も考えずにそれを当たり前と考えて生きていると、若者もすぐ「オヤジ」になっちゃうよ!


彼はそういう思いを持って、この本を書いたのだと思う。


「オヤジがオヤジであるためのマインドセッティング」
ホリエモンは戦って、オヤジに潰されたのだろう、と感じたのであった。


あのモヒカンの是非はともかくとして。

  • アラサーな若者として

で、グダグダと書いてみたんだけど。

スーパークールビズも扇風機もホリエモンも。

この時代を生きる世代として、意識を変えて行かなきゃと思わされたのだった。


本当は本質をつかむために、小田嶋氏のような分析を、ホリエモンの有罪についての議論を。

そういうことを考えなきゃいけないんだろう。

これが僕だったら、扇風機を僕が使うことによる企業損失を、本気で考えて、その是非を行動に移さなきゃなくてはいけない。


めんどくせえ。



だけど、若者が今のあり方に疑問を持たないといけないんじゃないか。

そう思う。多少めんどくさくてもだ。



僕の人生プランは、「オヤジ」を目指してきた。

昔は「オヤジ」でいることが世の中で幅を利かせられた社会だったからだ。


だけど、これからはどうなるのだろう?


この夏は色んなことを考えて、行動を変えて行こうと思うのだった。



火照ったら冷やさないとね☆