気絶するほど悩ましい

初めて風俗に行ったのは、24歳の時だっただろうか。

本当にドキドキした。

札幌ススキノのモスバーガーで時間まで待っていた時だ。

あの感覚は、忘れもしない。



今、僕は五反田のスタバにいる。

あの時以上にドキドキしているのがわかる。



今日の夜、僕は路上で歌ってみようと思ってる。


とても人前で歌えたもんじゃないのは、誰よりもわかってる。


けど、チャレンジしてみないとねえ?



そう思ったのも、昨日。


僕の練習している中延商店街の地下室に、1人のお姉さんというか、もう明らかに熟女の方が見学にきた。

入り口で出会って、酒の匂いがする人だなあと思ってたら、練習を見たいと。

気づいたら見に来た。レモンサワー片手に・・・



名前はゆりこさんという。

ゆりこさんは、開口一番、工藤静香が憎いという。

何でですか?と聞いたら。


「キムタクの稼ぎで何もしなくて良いから」

という、酔っぱらいだとしか思えない発言をした。



公園で練習していた時に声を掛けてくれたカメラマンの前で歌った事がある。

そん時は緊張したなあ。ぼろぼろだった。


今回、ゆりこさんの前で歌を歌った。

相変わらず下手だったけど、ゆりこさん酔っぱらってるし、もう歌ってりゃどうでも良いらしい。

キャッキャ言ってた。



Charさんの大ファンらしく、僕を池上本願寺でのライブに連れて行きたいという。

ゆりこさんは、僕と番号を交換して満足したのか、帰って行った。

「あなたお名前なんて言うの?」

と聞かれたので

「大仏ちゃんです」

と答えた。真顔で。

だいぶ変人だと思われたかもしれないが、ゆりこさん酔っぱらってたから覚えてないだろうな。

そのまま携帯に登録してた。

帰り際にゆりこさんから、お供え物を頂く。



ありがとうございますまじで!



1人になって気づく。


あれ?何で自分は完璧を求めているんだろ??

いや、むしろこんなサラリーマンに誰が興味を持つんだよ、おいっ!!



本当に路上でやろうとしてから、1年が経過した。

怖いじゃん。怖いおじいさんとかに絡まれたら。

だから放置されたい。でもこのままじゃ、何も進めない。

色々考えて、「申し訳ない程度に歌っているという体」のチラシを作った。



表で申し訳なさアピール


裏で怪しさをアピール



下見に行った時は、路上で歌っている若者が居た。
だけど、みんな興味なく通り過ぎて行くのね。


だから、僕になんて誰も気づかないはず。

きっとそうに違いない。


だから、今日の21時前後。

溝の口の駅で歌ってきます。


ああ、果たして本当にできるのでしょうか??