岡田監督からチーム論を学んで、何だかサラリーマンには大変な時代だぜちくしょう

日本代表、岡田監督の半年くらい前の、早稲田大学での講演をネットで発見した。

岡田武史氏が語る、日本代表監督の仕事とは
Business Media 誠:岡田武史氏が語る、日本代表監督の仕事とは (1/7)

いや、お見事も見事。
すばらしい講演内容だと思う。
デンマーク戦前くらいに読んだ。
なるほど、テーマ通り、狙い通り。
よくまとまったチームになっているんだと感心した。

結果が出たからこそ、そういう見方が出来るんだろうけど・・・

こういったチーム作りのネタばらしが先にあったのなら
それを知った上でW杯を見るのも、とても面白い。
仮に全敗したとしても、違った見方で楽しめるだろう。

さて、岡田ジャパンは大きなベスト4という目標を掲げて、それを達成するための具体的なを明言する。

一番印象に残ったのはは「OUR TEAM」というテーマ。。
「村の祭り酒」というとってもわかりやすいたとえ話で、チームプレイの大切さを教えてくれてます。

村の祭り酒という話を、選手によくします。
収穫を祈念して、夏祭りをする村があった。
祭りでは、お酒が入った大きなたるを、みんなでパーンと割って始める風習があった。
ところがある年、貧乏でお酒が買えなくて、みんな集まって「どうしよう、これじゃ祭り開けねえな」と悩んでいた。
するとある人が、「みんなが家からちょっとずつお酒を持ってきて、たるに入れたらどうだ?」と提案した。
「それはいいアイデアだ」ということで、みんなが持ち寄ってたるがいっぱいになった。
「これで夏祭りを迎えられる。良かった」ということで当日にパーンとみんなで割って「乾杯」と言って飲んだら、
水だったという話です。
みんな、「俺1人ぐらい水を入れても分かんないだろう」と思っていたんです。

とてもわかりやすい。

親善試合でのオランダ戦。
負けているけど「自分の役割はこなしている、だから負けてるのはしょうがない」といった選手たち。
結果は惨敗。

次のガーナ戦は、その気持ちを入れ替えさせてた。
「チームのために、自分がやらなくてはいけない」
これを意識付けさせた。
それが勝利につながったというわけ。

  • たるにお酒を入れる行為で満足しがちな僕ら


このたとえ話は、チームプレイという基本の話をするのに実に据わりが良い。
僕のやっている営業なんて仕事にもぴったり当てはまる。
偉い人が挨拶なんかで言いそうなエピソードだ。

みんなの力を出し合って、目標数字を達成するということ。
誰か一人でも手を抜くとチームは結果を出せないから、常に自分のチームのために気を抜かず頑張れよ!
というわけ。



この記事を読んでいる時、会社の同期が海外に行きたいと言っていたのを思い出した。

うちの会社はTHE日本企業で、業界でのシェアはそれなりにある。
新しい明確なビジネスモデルは見えていない。
しかし、どう考えても世の中的には縮小傾向に向かっていくであろう業界だ。

同期は言う。

今やるなら、もう日本の市場なんて無いから海外だ。
日本で成功したモデルを持ち込んで、成功させる。
なおかつそこで生まれる新しい変化にも対応していく。
もうそこにしか活路は見出せない。

とのこと。


彼は異動希望を出し続けているが、上司が今のチームの戦力状況では異動なんて無理!
と言っているらしい。

こんな話は、今の日本企業で腐るほどあるんだろうな。
みんな目の前の祭りのために、たるの中身を埋めることに必死だ。

(上司が時期尚早だと判断したのかもしれないが)将来的な収穫を見込みたいのであれば
彼のような熱い若者を外に出そうと動くことは、とても重要なことではないのだろうか。


たるにお酒を足していって村が繁栄するのなら良いけど、
そんな見込みがなかったら、たるに入れてる間に、人生が終わってしまう。

もしかしたら、他の村では
「そんな神頼みな風習やめちまおうぜ!」
と、その作業が意味を成してないかもしれないのだ。

そういう危機感を持たないとなあ。


サッカー選手はシンプルに結果だけを求められるから、とても厳しい世界。

これからのサラリーマンは、決められたやりかたで結果を出すのは当たり前で、
そこに変化を加えていかないと評価されないだろう。


いやー。

何だか厳しい時代に、就職しちゃったなあ

大仏は月曜日からまた一週間、たるにお酒を入れたり、時には水を入れてごまかしたりしてきます。

「お前、ごちゃごちゃ言ってる割に、何も動けてないからクビね」



「いやん!やっぱり厳しいっ!!」