親知らずを抜いて知った、ナイナイ岡村とオランダ代表スナイデルのすごさ

6月の頭に歯を抜きました。
親知らずを抜いちゃいましょうという話。

事前に周りの大人たちに情報をとってみる。
前向きな情報は一切もらえず。
ただ、痛い・辛いもんだと。

これを乗り越えれば立派な大人の仲間入りだと思い込み、勇気をだして抜きに行きました。
ここの文だけ抜粋すると、童貞卒業のために風俗に行ったみたいじゃないか。

  • 人の体でOJTするなんて、なんて恐ろしいのか

緊張して歯医者に行くと、担当の若い兄ちゃんが出迎えてくれた。

年は僕と同じ、25〜26歳くらいだろう。
過去1回だけ診てもらった。
明るいテンションが売りの好青年だ。

顔はシルシルミシルADの堀くんに似ている。

↑AD堀くん


「大仏さん、今日は緊張しているでしょ。すぐ終わりますからね」
頼もしい限りだ。こういうときは明るいキャラがいいな。

早速始まる。
歯茎に麻酔を打たれる。
徐々に効いてきて口が麻痺し始める。

5分後
何だか削られてる。痛い。

10分後
何かしらの工具ですごく引っ張られる。痛い。

15分後
「大仏さん、抜けないんで歯を割って引っ張りますね」
歯がドリルのようなもので割られる。
痛い。痛いなんてもんじゃない。

20分後
おそらくペンチのようなもので抜かれようとしている。
ここは歯医者なのか?痛い。マジで気が遠くなってくる。

「田中先生呼んできて」

歯科助手さんにつぶやく。
本当に痛い。目から流れているのは涙ってやつなのか。

25分後
田中先生が途中出場。声を聞くからに、田中先生はおっさんのようだ。

↑田中先生(実際見てないのでイメージ)

    
「これは中々、難しいねえ。おぃジュン、麻酔持ってこーい。」

26分後 
田中先生、麻酔を再投下。見事に効いて痛みが消える。
えっ、ジュンって誰?
そんくらい僕は麻痺していた。

28分後
「おぃジュン。角度を意識するんだぞぉ。ここから、こうやって力かけてみな」
「わかりました。」


    
抜ける。あっという間に。



心の声:「田中先生登場から、たった3分じゃねえかああああああ!!!」


31分後
冷静になった大仏、優しく伝えるならこんなかなと思う
「最初から田中先生が診てくれれば、僕の苦しみはもっと減ったんじゃないでしょうか?
百歩譲って、もっと早い段階で経験のある方に確認するべきなんじゃないんでしょうか?」


そんなこと言えない大仏、いまさら言ってもしょうがない。
フラフラになりながら帰る。

散々我慢して耐えてきたのに、スナイデルの一発に沈んだ日本代表の気分に近い。

歯が痛い苦しみの中、寝れない日々が続いていた。
木曜の夜、久しぶりにナインティナインのオールナイトニッポンを聞く。
そーいや岡村さん、主演舞台を飛ばしちゃったってニュースになってたなと思い出す。

謝罪から始まった。
岡村さん、謝りっぱなし。

矢部さんが僕が10年くらいラジオ聞いてた中で1番喋っていて、フォローしていてすごくコンビ愛を感じた。
その後一時間、驚くほどテンションが低い岡村さん。


チケットも払い戻しみたいだし、たくさんの大人が動いたんだろう。
すごい責任感の中で仕事しているんだろうなあ、とプロの凄さを知ったのであった。
そして岡村さんの職人気質を再認識した。

 

  • 結果がすべての仕事の厳しさ

エンターテイナーは、お客さんにすべてがばれちゃう。
お金を払って見にきて、面白いかどうかで価値があるかどうか判断できちゃうもんな。

スポーツ選手も同じ。
好セーブを連発していた日本代表の川島選手だって、
今日のニュースでは「実はミドルシュートが苦手だった」とか言われちゃう。
岡崎選手も難しい逆足でのワンチャンスのシュートを決められなかった事で、
それが世界との差だとか言われちゃう。(今回はもっともなんだろうけど)


本当に凡人の僕は、メーカーの営業としてしか、働いたことがない。
営業なんて、何も知らないのに、お客さんとこに行って話し聞いて
「じゃあ持ち帰って調べてきます」とか言って、社内で聞いて望めば仕事が回る。

個人で仕事しているわけじゃなくて、会社の看板を背負って仕事してる。
相手の担当者がどんなに僕を嫌おうとも、過去の経緯や付き合いの関係上、基本的には切られないのだ。

僕は結果を常に追い求められている、向こう側の人たちと、圧倒的な差があるのだ。

  • お医者様・・・俺、営業様なんて言われたことない。

じゃあ、今回の医者という職業はどうなんだろう。
お医者様って言われるくらいなんだから、すごいんだろう。
命を救えたり、痛みを治しちゃうんだから。
そこまでたどり着く、知識量や努力や頭の良さもすごい。

患者としては傷が治ったり、命が救われることで、その仕事ぶりが成功かどうか知るのだ。
これも結果を求められる世界。

だけど、結果までのプロセスは、患者は正しいのかよくわかんない。
だから説明責任とかあるんだろうけど。

堀くんは、ベテランの田中先生と圧倒的なテクニックの差があったはずだ。
そこ、一言ないのか??

結果抜けたんだからいいけど。
今回、僕の体を実験台に、経験不足の堀くんが成長するなら本望だ。
そう言い聞かせて我慢した。


後日飲みに行った新橋の居酒屋で、
「新橋で一番古い焼き鳥屋としてシルシルミシルに取り上げられました」という貼紙。
本物の堀くんがこの店きてたのか。。。

そういや、痛み止めが切れたので、薬を出してもらおうと歯医者に電話する。
受付のお姉さんにその旨を伝えると、堀くんが電話を変わった。

「大仏さん大丈夫ですか?傷口は痛くないですか?」

と心配してくれる堀くん。


なんだ、やっぱり気にかけてくれていたのか。
まだまだ痛いから、痛み止め欲しいんだけど、と伝える。

「じゃあ抜いちゃいましょう、大仏さん」

「えっ?抜くって?」

「親知らずですよ!」

心の声:「お前、あの一戦のこと、もう忘れてんのかよおおおお!!! 」




やっぱりお医者様にとっては、お金を払ってくれているとはいえ、僕はただの「患者」なんだ。
営業や、エンターテイナーへお金を払ってくれている「お客様」とはだいぶ違うんだな。

ちょっと、現実の厳しさを知りました。




そんな毎日を送りつつ、ようやく回復してきたんで、1ヶ月放置してしまったブログを再開していきたいと思います。