なぜ村上龍はカンブリア宮殿をやっているのか?

QJ(クイックジャパン)を日曜日に読んだ。

自分がブログで書いていた感想に対する、解説が書いていたようで思わず膝を打った。

実際に打っては無いけどね!

クイック・ジャパン89クイック・ジャパン89
(2010/04/10)
市原 隼人杉田 智和

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ビジネス書なんか読まない文化系のためのビジネス入門

というコーナーで飯田一史さんの文書が面白かった。

何故、村上龍カンブリア宮殿の司会をやっているのか?

そもそもは「限りなく透明に近いブルー」というデビュー作で注目を浴びていた。
「ヒッピーがドラッグやって、SEXをしまくる話」らしい。

僕はそのタイトルのセンスの良さしか知らなかったが、
そんなぶっ飛んだ?作品を書いていた人が、何故カンブリア宮殿なのか。


村上龍氏の背景として、親が教師というのが大きいようだ。

戦後の近代化社会における平準教育を推し進めた親をの教育の中、
一般的なサラリーマンになる事が「正解」の社会の中で、幼少期から社会の不愉快さを感じていた。

高校生の時、マスプロダクツ教育の否定の運動に参加したり、
デビューしてもそんな作品の流れがあったらしい。

村上龍氏の教育への主張。

急速な近代化のために人間を平準化しちゃう、出る杭は打たれる教育で日本は進んできた。
もう近代化は完了し、その必要がないのに、古いシステムの中でやってるから空回りしてるんだと。


そのシステムに抗うために彼が書いたのは、
世間の目や無意味な建前、くだらない自意識がはびこる日本社会から逸脱するストーリー。

かつての村上龍氏は社会のテーマにあわせて、セックス,ドラッグ、バリケード等で書いてきた。
それに没頭するストーリーを書くことで、ルールからの逸脱の重要性を訴えていたという。
ただそれは瞬間的なもので。持続可能なものではなかった。

継続的に没頭できる対象になる「仕事」を、平準化の影響で「嫌々やるつまらないもの」
にしてしまうのはもったいない。
そこで13歳のハローワークという本で若者のやりたい事のオプションになる、職業を示した。

そしてカンブリア宮殿でヴィジョンを持ってない日本の中で、明確にヴィジョンをもつ成功者を紹介してる。
やりたいことをみつけてる成功者。やりたい事をみつけて、それを達成するのに何が必要なのかを考え、
実践し、持続的に努力をできる人を見せたいのだと言う。



カンブリア宮殿は、将来をどうしたら良いかわからない学生や
今悩んでいるニートに観てもらいたいんだって。


今回のカンブリア宮殿は、「理想の人材とは何か」スペシャルの後編。

「教育の中に、職業教育を取り込む必要がある。」と今回の流れにふさわしいコメントをされていた。


前編の放送で村上龍氏の訴えたいことは、僕にも伝わってきた。
だからブログにも書きました。

サラリーマンがカンブリア宮殿を見て、理想の人材について考える
http://yumedaibutu.blog66.fc2.com/blog-entry-67.html


ひとつ大きな問題があるんです。

これ、10年前に読みたかった

僕は、この現実を受け止め、平準的なただのサラリーマンとして生きていくのでしょうか。


否。


それを強みにして、この時代に何か訴えたい。

その思いは、日に日に強くなる一方なんで、もうちょっと頑張ってみたいと思います!