「丸腰である状態を説明するという武器」を持つ博多大吉の強さとは

大ファンであるブログ、てれびのスキマでレビューがあって面白そうだったので、
博多大吉さんの著書を読みました。(以下敬称略)

てれびのスキマhttp://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/

年齢学序説年齢学序説
(2010/02/20)
博多 大吉

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とんねるず ダウンタウン 明石家さんま ナインティナイン・・・
他にもスポーツ選手・世界の偉人・アーティスト等、
とにかくたくさんの著名人から分析していく。
時代を掴んだ偉人たちにはある共通の傾向があるという。

ヒット番組に出会うタイミング、きっかけとなるような出来事。
それが26歳の時に起こっていると博多大吉が大いに語る著書。

お笑い芸人らしからぬ文体と論法にはまってしまい、
営業中ではあるが、マクドナルドでつい読み切ってしまった。

その文書には知識は元より、偉人への愛を感じられる。
ビートたけしのエピソード、FUJIWARAの全国区への道のりとナイナイとの関係。
綾小路きみまろ、そして本人の26歳当時の話。泣ける。

明日も頑張ろうと思えるエピソード本としての要素も持ち合わせている。
ぜひご覧頂きたい。

僕も歌手になるという大きな志がある。
大吉さんから学ぶことは多い。


すべての偉人に対しての愛がある。
強力な個性、天才が多い芸能界において、自分はそうでは無いと
認める事はおそらく、アイデンティティに関わる問題だ・
勇気がいることなのだろう。

だが、そこに博多大吉は活路を見出した。
こんなにも異彩を放つとは。

彼のストロングポイントは、自分が謙虚になり、世間と同じ感覚を持って偉人に接しているという事だ。

この本は見事なまでに彼のキャラクターやポジションを表現している。


過去のエンターテイメントは視聴者が天才だけを追い求めてきたのだろう。
博多大吉もその視聴者の一人だった。
天才に期待をよせるのはいつの時代も変わらない。

だが視聴者のお笑いリテラシーが成長し続ける今、
博多大吉は新たなジャンルへ踏み出してると言って良いだろう。

博多大吉が視聴者から期待されるのは、天才的なカリスマ的発言ではない。
自分が天才ではないとわかってもらう真逆の発言だ。
*1
それはある意味、天才的である。
高い打率でクリーンヒットを打つ博多大吉。

他の偉人への愛があるから、彼は輝いているのではないか。


半年前くらい前の僕のメモにこう書いてあった。
「丸腰である状態を説明するという武器」
アメトークの東京にはまらない芸人*2に出演の大吉さんの活躍を見てメモしていたのだ。

今日この本を読んで、全てがつながったのだ。
彼は違う戦場で戦い始めているかもしれない。

ちなみに僕は25歳。
半年経てば26歳である。
何ができるか、どう変わるのか。
博多大吉という生き方は、僕に大きなヒントを与えてくれたと思う。


このブログに少しでも記録を残して生きたい。



*1 アメトーク「中学の時イケてない芸人」がはまる訳。
*2 大吉さんのネガティブトークをポジティブに変えられる能力を、
   10代の時に学びたかった。